◆レッドチェリーシュリンプの正体?
喫茶室BBS過去ログとその後考えたことをまとめたものです。まとまってませんが(笑)
(2004.8月現在・2005.12月追記・2006.1月、2月追記)
個人的には、台湾にいるミナミヌマエビの亜種、「シナヌマエビ」の色彩変異種だろう・・・と最初単純に思ってました。
が、同定の指標になる記載論文が全然そろいません。そもそもミナミヌマエビの亜種が地域ごとに多すぎ(汗)。(日本のどこぞのは、確か別種に昇格したと記憶してますが・・・)
この件、多分忙しいので、当分手をつけられないだろうと思います。というか、同定屋じゃないので、正直亜種が多いようなものには危なくて手がつけられません。
以前うっかり「多分シナヌマの色彩変異だと思う」と発言した事で、出典無しに情報だけが独り歩きすることを助長したような気がするので、
今後裏づけが確実にとれない&すぐに確認できない情報は、裏づけが取れるまで黙秘しようと本気で思いました。
過去に一時でも研究を志していた者として注意してるつもりではいたのですが、まだまだ甘かったと思います(TT)
実験室でも、2年以上ミナミヌマとRCSを隣同士で同じ条件で飼ってましたが、ミナミヌマに比べて若干最大サイズが小さく、ひ弱で寿命も短いかんじです。
ただし、それは、今水槽にいるRCSのもともとの個体群としての特徴なのかどうか、それとも、色彩変異を殖やす過程でどこか劣性遺伝の割合が多くなっちゃってひ弱なのか、
そもそも別種なのか、そのあたりを判断するための材料が足りません。
(注:後日、別の方に頂いたRCSは、我が家にいたものと全く最大サイズが違っていて、地元の天然ミナミヌマとほぼ同じ大きさでした。エビや魚について、同じ種類であっても、産地によって大きさや繁殖期、形態、寿命等に差があるのは珍しいことではありません。
我が家の場合は、もともとの出荷元の個体群が小型だった可能性と、購入前に問屋等で累代繁殖して矮小化した可能性、餌による成長の違いの可能性等が考えられ、結果を一つに絞り込めませんでした。2005年12月カッコ内追記補足)
Web上でも、ミナミヌマエビと交雑する、交雑しない、と言うそれぞれの意見を聞きますが、なかなか決め手になる情報が足りません。
「交じった!」と言い切れるかどうかの条件を提示しておきますので、「うちで実験してみよ〜」って方は、参考にしてみて下さい。
1)本当にミナミヌマ♀(♂)とRCS♂(♀)が交尾したと言い切れるかどうか?
本当にその親から出てきた稚エビか?
2)「色が透明」は、RCSの色素胞が収縮してる、または少ないだけではないか?
(そもそも、RCSだけ飼ってても、透明っぽいのや、たまに青っぽいのも出たりします)
3)交じった場合、子どもに生殖能力があるか?
(別種と考える場合、自然界では、本当に生殖隔離されてるのかどうか、
5代重ねないとわからない例もあります(TT))
・・・う〜ん、すみません。本気で今年中に交雑実験しようと思います。それならくらいなら出来そうです(汗) でも、「卵巣は発達してるけど貯精嚢に精子が無い、絶対無い!」というメスを用意するところからなので、 まだまだ時間がかかりそうです(TT)。条件を満たして実験されたという方いらっしゃいましたら、ご報告おまちしてます。(報告頂きました↓)
その後の交雑実験>
「純国産ミナミヌマと今回は交雑しなかった(水際喫茶室)」
「ショップで手に入れたミナミヌマとあっさり交雑した(蝦三昧)」
(蝦三昧の岩様ありがとうございましたm(__)m)
お店で売られてる「ミナミヌマエビ」は、「シナヌマエビ」も相当な量含まれることを考えると、また、国内の河川にシナヌマが進入している可能性が高いことを考えると、ほぼ暗礁に乗り上げたかんじです。
お店で「ミナミヌマエビ」を購入される場合は、混じるかも・・・と考えた方が無難だと思います。
まあ、同種か極めて近縁ということで(爆)
2006年1月追記。ピーシーズのレッドチェリーシュリンプvol.1には、
レッドチェリーシュリンプはミナミヌマエビの亜種「シナヌマエビ」だという記載がありました。
最初から同定してあったのかな〜?とか。趣味の世界って出典元が出てこないので確かめられないですね。(趣味だから、普通そんなの要らないって)
細かいとは思いますが、淡水モノは海水モノに比べて「種」分けが難しい分野なので、自分に関しては、これからも石橋を叩いて渡るスタンスで行こうと思います。
2006年2月追記。当サイトの「レッドチェリーシュリンプ」の正体に対する今後のスタンス。
・ヌマエビ類は、シナヌマに限らず天然でもたまに赤い個体が出る。
・台湾、とひとくくりに言っても広すぎる。生息地の特定が先。
・台湾の淡水エビは、多分未記載がごろごろ。
・そもそも文献がなかなか手に入らない。
・もしかしたら、シナヌマ以外のミナミヌマの亜種及び他種の可能性もあるかも。
・日本国内に流通及び生息しているミナミヌマエビもなんだか大変。
・某甲殻類分類学者の「面倒そうだ」という一言(笑)。
→もう、ひとくくり「商品名」としての「レッドチェリーシュリンプ」として呼ぶしかない!と決意しました(笑)
2004年8月(2005年12月、2006年1月、2月追記) おさんぽ
|